出発直前は いつも 現地のみんなの笑顔に逢えるおおきなよろこび と
地雷原に足を踏み入れる 不安と恐怖の渦が ぐるぐるぐるぐる むぐむぐむぐむぐ・・・
けれど いざ着いたら 不安など忘れてしまうくらいの めまぐるしくも笑顔のはじけとぶ
日々が待っているのを 知っているのです
彼らに あいたい
彼らを 写したい
いま を のこしたい
見て 見て 写して 写して なににも包まず むきだしのまま 持って帰ってきます
カンボジアの風に吹かれて
想いをのせて
届けます
見て 知ってしまった者の 責任
おそれず くじけず まっすぐ つき進むのみ!
長野の 無言館 へ いってきました
戦没画学生慰霊美術館
足を踏み入れたとたん
心臓が ずっと ばくばくばくばく していた
出るとき
こころが しんしん していた
第二次世界大戦は
彼ら画学生の
夢も 笑顔も 生命も ぜんぶ なにもかも もっていってしまった
だけど 作品は のこった
どんなに言葉をつくしても
一枚の絵にこめられた想いは 魂は
あらわすことが できそうにない
召集令状が届いてから
あと 10分 あと5分・・・
この絵だけでも 描ききってから 征きたい と言った青年・・・
絵の具をぜんぶ 使い切ってから 発ちたいと
なかなか絵筆を置こうとしなかった青年・・・
帰ってから 続きを描くからと 言い残して
両親に絵の具をたくしたまま 戻らなかった青年・・・
終戦後 重篤な身体で 床の上を腹這いになりながら 苦しい息を吐きながら
スケッチ帖を放さず 故郷の絵を 何枚も何枚も何枚も 描きつづけた青年・・・
出征前日に 明け方まで鏡にむかい 粘土で 自分の顔 だけを 彫りのこして
自分の来ていた洋服 日常品 身のまわりのもの全てを友人にわけて
だれにもなにも言わず 戦地にむかった青年・・・
一筆一筆
自分の生命の終わりを確かめるように ひたすら ひたすら 描きつづけた 彼ら
自分のすべてを あいするもののすべてを あらゆる感情を 塗りこめのこした 彼ら
享年 22歳 24歳 27歳 ・・・
みんな 私より 年下だった
彼らののこした いのちの 欠片
のこされた まなざし
いのちの 証
その 存在
いちまいいちまいの絵をとおして あなたたちの存在を 知ることができました
確実に
そこに 生きた
そこに 居た
証
私のなかに しっかり 刻まれました
余分な荷物は 持たず
身ひとつ
あのうたを 抱えて 飛びたちます
『麻木は 日本だろうと 地雷原だろうと どこでなにを撮っていようと
どうしていつもそんなに いのちを削ってでも 撮ろうとするの』
親友に 言われた ことば
こたえを 探しに いってきます!





麻木さん行かれたのですね!何時日本へ帰国ですか?何事も無く無事に帰って来て写真での報告を楽しみにしております。
村松さま
ありがとうございます!
来ました。カンボジアに帰ってきました。
年内には 日本に戻ります。
これから井戸建設 はじまります!